09/07/18 : 初代FCバルセロナ サイドバック

私のスペイン人の友達を紹介いたします。

いまから約10年前初めてバルセロナに渡り、右も左もわからぬまま 語学学校にただひたすら語学を学んでいた時期のお話です。

バルセロナ市内の中心にあるカタルーニャ人(バルセロナ市民のこと) の象徴でもあるカタルーニャ広場の近くに私の通う語学学校がありました。 先生から出された宿題の意味もわからず、毎日スペイン語と戦っていたつらーい時期です(笑)

私より少し前に入学した日本人の女の子がクラスメートにいて、困った時は彼女に助けてもらっていました。 国際結婚していた彼女は旦那さんがスペイン人だという。 しかし、夫婦間の会話は英語で何とか旦那のためにもスペイン語を習得したいと語学学校に通っていました。
しばらくたって旦那さん(ミゲール)を紹介してもらい、私も少しずつスペイン語を話すようになり、 同世代でもある旦那さんと意気投合して、夜食事に出かけたり近くのバーに飲みに行ったりしていました。
私にとって初めてできたスペイン人の友人であり今でも大切な友人の一人です。

親しくなって数か月後、彼から驚くべき事実を打ち明けられました。私も彼も 大のバルサファンでよく二人でスタジアムにバルサの試合観戦にいっていました。
私は当時はソシオ(会員)で年間シートを持っていて、彼は彼で年間シートを持っていたので 観戦する場所は別々で試合後にしばらくサッカー談議しておわかれするのが日課でした。

そんなある日の試合後、「うちの曾祖父がこのバルサミュージアム(スタジアムの横にある博物館) に載ってるんだよね」という。意味が分からず、よく聞いてみると なんとひいおじいちゃんがバルサ1899年の創立時の初代サイドバックだという。 驚きすぎて声も出なかった記憶があります。

すぐさまミュージアムに行って確認すると、「カボッド」と名前の付いた 写真が残されていた。よく考えたらミゲールのフルネームは、ミゲール・リエラ・カボット。 さらによく考えると彼のファミリーはリッチで、バルセロナ市内にマンションがいくつかあり 少し離れた郊外にも山を持っていたり、プール付きの家があったりと結構なお金持ちである。
私と最初に出会いすぐにそのことを言わずにいるところもスペイン人にはめずらしい控え目な性格もミーゲルらしい。

今年の4月に久しぶりに会いましたが、新しく事業を立ち上げて毎日忙しい日々を送っている様子。
残念ながら彼にはプレーヤーとしてバルサの血は引き継げなかったようで、デスクワークにおわれています(笑)

それともうひとつ、バルセロナ生まれ、バルセロナ育ちの人に「スペイン人」というと 温厚なミゲールでも「おれはスペイン人じゃない!カタルーニャ人だ!」と怒られるので注意しましょう。

山田 晃広

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