森亮太のコーチングリポート
~スペイン・スポルティングヒホン編9~

目標達成!!!

スペイン1部リーグ全38節が終了し、ヒホンは勝ち点43ポイントの14位で来シーズンも1部でプレーできることが決まりました。
最終節の対レクレアティーボ・ウエルバ戦。勝てば自力で残留が決まるという試合で、相手に先制点を許してしまいハラハラドキドキの試合内容でしたけどダビット・バラルと後半に入ったルイス・モランの得点で見事逆転し自力残留を決めました。

前節ですでに2部降格を決めていたレクレアティーボ・ウエルバはほとんどモチベーションがないにも関わらずヒホンは緊張と焦りからいいプレーが出来ずに試合はレクレアティー・ウエルバペースに。
しかしハーフタイムに監督のとった大胆な二人交代が功を奏し見事逆転をして貴重な貴重な勝ち点3ポイントを加えリーガ1部残留を成し遂げました。

試合直後にはファンがグラウンドになだれ込み選手・スタッフ一同を喜び讃え上げ、この日は日曜日だと言うのにも関わらず多くの市民が夜遅くまで街中で残留お祝いの騒ぎをしていました。
街のいたるところで、あるいは公園の噴水などでも子供達が赤白のユニホームを着て水浴びをし、たくさんの人々が集まったマジョール広場では止むことなくチームの応援歌を歌い続け、市長や政治家・選手一同がお祝いの祝賀会をするなど街中が来年もリーガ1部でヒホンが闘えることを喜びました。それを見てリーガ1部で自分のクラブがプレーする重要さがひしひしと伝わってきました。

ヒホンおめでとう!

多くのフットボール専門家やマスコミ・メディアの間では、ヒホンの持つ経済力と選手の実力で残留を獲得できたことは非常に大きなメリットがあると評価を得ています。
特に下部組織から育った若い選手達が彼らの選手人生で初めてリーガ1部という世界最高峰の舞台でプレーし多くの選手がトップチームでデビューを果たしたという低経費高効果を実現できたことは本当に素晴らしいことだと思います。

そしてリーグ戦が終わった今、どこのフットボールクラブも夏の大型休暇に入ります。しかし、フットボール選手の市場は休むことはありません。
レアル・マドリッドで見られるような大きな改革とまではいかなくともどのチームにも去って行く選手やスタッフと新たに加入する選手がぞくぞくと出て来るはずです。

ヒホンも今シーズンでクラブを去り他の道を歩む選手がいたり、新たに加入してくる選手の噂話などが毎日でるなどでリーグ戦がなくてもこの国はフットボールの話題で飽きることはありません。来シーズン新たな選手がこのピッチでスペクタクルなパフォーマンスを見せてくれることを心待ちにしています。

Enhorabuena Sporting de Gijon!!! エンオラブエナ・スポルティングデヒホン(ヒホンおめでとう)

プーシャ・スポルティング

ライバル心

スペインのフットボール界が世界でもここまで大きくなったのにはいろいろ原因がありますが、そのひとつに異常なほどのライバル心が上げられると思います。あるクラブもしくはある街のスポーツ的な競争意欲やモチベーションを上げるライバル心がとてつもなく強いのです。

単純に紹介してみると隣の街が頑張ってるから僕らも頑張ろうとかすぐ近くのあの街には絶対負けたくないとか。そういったことが基本となって生まれた意識で、つまりはレアル・マドリッドとアトレティコ・マドリッドだったりはたまたバルセロナとエスパニョールだったり、南の方にはセビージャとベティスといったすぐ近くにある街こそいがみ合う意識、その関係がここアストゥリアスにはヒホンと県庁所在地にあたるオビエドにもあるのです。

何がきっかけでそうなったかは誰にもわかりませんが、遠くの街より隣のクラブ。二つの都市の間には30kmしかない距離がとてつもなく遠く感じさせる二つのクラブ関係。
現在、ヒホンはリーガ1部でオビエドはリーガ3部。さぞかしヒホンファンには嬉しいニュースに違いありません。しかし、今シーズン、オビエドは見事2部B昇格を果たしたのです。昇格を決めた日、オビエドでも大型のパレードがあり街中よる遅くまで飲んで歌って踊っての大祭り。

来シーズンはヒホンのBチームとオビエドが同じカテゴリーのリーグ戦にいることもあって`アストゥリアスダービー`がみられることになります。お互いそれぞれ異常なライバル心を持っているのでこの試合が熱くなることがすでに保証されているのは間違いありません。

森 亮太

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